おはようございます。今日もまた寒い朝でございます。
昨夜の就寝が遅かったので、眠し眠し。床を離れる覚悟が決まるまで、30分の時間がかかり候。
昨日の車中読書は、伊集院さんの、乳房、を読了。この本、永久保存版とするために単行本を調達し、手書きでの引き写しをさせてもらう事にしよう。
詩情溢るる名作だろうと思っている。


2200現在。帰宅しました。
本日は、なかなかに難儀な資料作りに追われてしまった。お陰で眼が随分疲れている。
おまけに夕刻不愉快なメールに遭遇した。当方も言葉足らずと反省しているが、言葉遣いの卑しい文章を見るとがっかりしてしまう。少なくとも、卑屈で嫌味の含まれた文章だけは眼にしたくはないものだ。
本日の車中読書は、伊集院静さんの、春雷、と言うもの。先週読了した、海峡、の続きだ。
主人公の英雄が、単に娼家地域の生まれで、様々な嫌がらせを受け、逞しく育って行く物語だ。丁度、中学生の時代。気持ちを抑え押さえ続けて、時折身悶えする程の社会の矛盾にぶち当たる。自分が卑怯であるか、いつも心に問いかける。きっと素直で、男らしい青年になるのだろう。
男の矜恃を描く、伊集院静さんの作品には、いつも惹かれてしまう。自分も、いつも卑怯でないか、人を裏切っていないかと、懺悔をしながら生きているつもりだ。