わたしの人生の友は音楽であり小説ですが、忘れてならないものは煙草でしょう。忙殺された時もくつろぐ時も悩める時もいつも君がいてくれる。煙に巻いたり巻かれたり、漂ったり真っ直に天に昇ったり。君とは一時間おきに唇を交わしているのにふっと何処かに消えてしまう。君は実に不思議だ。

その君が所在不明だ。君を求めに行こう。