7時起床。

天気快晴。気持ちのいい土曜日である。久しぶりの自宅の土曜日でもある。かみさんにたのまれ庭の花に水遣り。きっと明日は雨だろう。
このところ、とはいっても2日ばかりですが家で暇があると日記の製本版を見ている。変換誤字が多い。中味は食べ物と気まぐれ。しかし自分の気持ちの変化や元気印、その時々の関心事が思い出されて面白い。また来年も製本化してみることにしよう。多分この日記は続いていることでしょう。いまや毎日の欠かせざる仕事の一部だし、一日を始める儀式のようなものですから。
今日の予定は、病院に行って薬をもらうこと。血液検査の結果を聞くこと。サティで買い物。ホームセンターで買い物。などですが、大きな予定はありません。しかし原稿には向かわねばなりません。締切りが迫っているのですから。
今週来週は、グループの株主総会が続きます。何事もありませんが、管理部門としては気が抜けません。よって繁忙でストレスの強い2週間となるでしょう。
思い出せば、先週の日曜日は京都の散策の一日でした。やはり極楽寺の緑に覆われた風情は強い印象に残っています。シーズンではないので人は少なく。強い緑の葉陰から覗く真っ青な空の色。そんな中にいると、何か古い昔の青春のある1コマを思い出すような、また映画の中の主人公になっているような、懐かしく美しい気分になりました。
その後、極楽寺から続く、20年近く前に一度だけ上ったことのある吉田山を訪ねましたが、風景に覚えているものはありませんでした。しかし、凛とした涼しさを感じました。きてよかった。吉田神社横のお休みどころにはベンチと灰皿が置かれ、休んでいると、下から京都大学のグランドで練習している学生たちの掛け声が響いてきました。私の前のベンチには同じような年恰好のおじさんが煙草を吸って休んでいる。姿はハイキング風。しばらくすると、わたしのベンチにおばあさんが座った。おもむろに煙草を取り出す。自分の前の灰皿をおばあさんの近くにずらしてあげると、随分丁寧なお礼の京都言葉。よかっちゃんね。おばあちゃん。とはいってませんが。
京都大学に寄って見ました。立派です。恐る恐る中に入ってみました。観光客の人も結構いるようです。正門らしき前には立派な建物。記念館らしく京都大学の歴史を展示してあるコーナーがあり、古き時代の下宿生活の再現などがあり楽しませていただきました。
昼ごはんをどうしようか。あまり腹は減っていなかったので迷いましたが、記念館内にあるレストラン、これが気後れするような正統なもの、を覗きましたが、財布を心配して中止。今日はうろんぐらいでなければならんとやから。
記念館を出るとその横にはカフェテラス。これはやすいかもかのおばちゃん。ところが中に入ると大行列。明るくて雰囲気があって、いい匂い。だが並ぶのが苦手で、次回を期して京大をでました。
京大から加茂川までは近い、らしいので、ぽたぽた散策。不動産屋の掲示を見ると学生向けの部屋が3万円から4万円が中心。安いな。
しかし、こんな環境のところで過ごせる京都の学生はうらやましい。と、遥か昔に学生時代が過ぎ去ったおじさんが言える、思いで言葉をつぶやきました。自分にしてみれば、秋葉原の電気街と御茶ノ水の古本屋街に挟まれた学生生活は、最強の環境と、今もって思っているおじさんの矛盾でもあります。
加茂川の河原は広い。散策したり運動したり、ご飯を食べたり、橋の下で生活したり、様々。しかし、加茂川は京都の人々の誇りや寛ぎの場所のよう。とても豊かです。水もきれいです。四条まで下ってくると桟敷が出始めます。
いい旅をしました。しかし、その後の1週間は大阪に拘束され、厳しい思い出が忍ばれました。とさ。