ハワイアンを聴きながら

ぶり大根の夕餉です。一寸変わった取り合わせです。かなり曲数が入っていたので、食後に出張で行ってきた司馬遼太郎記念館で購入してきたガイドブックを読み始めた。素敵な本だ。記念館を取り巻く景色も眼前に思い浮かぶ。何度も行くところではないが、ふと迷いが出来た時などには、自分の場合気が癒されるだろう。偉大な人だな。改めて尊敬の念が生まれる。ガイドブックの他に、青年に与える言葉として”21世紀を生きる君に”という小冊子も買ってきた。含蓄のある言葉だ。甥に見せてやろう。自分もまだ青年、のつもりだからじっくりと何回も時を重ねて読む事にしよう。あわてる事はない。
偶然というか、巡り合わせというか、縁があるというか、結ばれているのかも知れないというか、たまさかその21世紀…を今日初めて開いてみると、何と巻末に緒方洪庵適塾について書いてあるではないか。あの訪れた日に偶々宿の近くに適塾があり寄ってみていたのだ。そして1冊の辞書の廻りに多くの門人が寝る時間も惜しんで勉強をしていた事を知らされ、かなりの衝撃とエネルギーを食らってしまったからである。巡り合わせとはこういうものだろう。なんの事はない偶然であろうが、そこにわたしは縁を感じるのです。
(佐自。寺好)