手に入れた2冊を交互に読んでいる。一つは”コヨーテ”という雑誌だ。初めて目にしたが、沢木耕太郎さんの”深夜特急ノート特集”というので買ってしまったものだ。ほぼ端から端まで読み尽くした。大層面白い内容だったし、また別の旅の書籍案内がしてあり、これは保存版だな。沢木耕太郎さんのコーナーに資料として配架しておこう。
もう一冊は、立花隆さんの”思索紀行”というもので、あまり同氏のものは読まないのだが、この本だけは随分前の出版の時から気になっていたのだった。先週は紀行に羽交い締めされたのかも知れない。
入院なんて云う人生でもあまり経験したことがない、慣れないことに遭遇したお陰で、紀行という心の旅路に心底あこがれの情が湧いているのだろう。
コヨーテにも登場していた”一号線を北上せよ”に倣って、自分も、そろそろ自分の一号線を北上する時が来ているのかも知れない。
（佐自極楽安寧）
