名も知らず 思いを馳せる 近江の都 額田の巫女は 何処に遊ばん。

竹橋は曇り。空は明るい。風は少々冷たく、もう秋風のよう。
井上靖氏の”額田女王”は昨日病院で読了。天智天皇天武天皇の狭間に揺れる額田女王の巫女としての一生を、長い物語と都度に詠われた詩で読み終えた。これは最後に壬申の乱という大きなドラマが控えていたが、とにかく長い読み物だった。その時代、近江に都があったというが、何京というのだろうか。調べてみなければ。
今朝からは、同じく井上靖氏の”蒼い狼”に入っている。ジンギスカンの物語だ。最近は中国や日本の古き時代に居すぎかも知れない。