境内の裏に回れば 僅かな梅の花匂いたち 勤行の声明とともに 春の日差しが。

8時半起床。天気快晴也。暖かく気持ちの良い朝だ。よく寝ました。夜中に一度目がさめTVをオフタイマーにして点けたが、ほとんど見ることもなく、残光が天井をオーロラのように色彩が染めるのを見ているだけで、すぐに寝てしまったようだ。
今日の予定は、お昼に宗吾霊堂に昨年のお札をお返しに行き、例年のように甚兵衛蕎麦を2船(船の形をした笊に乗ってくるのでする)ずつ食べるとしよう。その後サティでお買い物。そんなところでありましょうか。


12時現在。益々暖かく良い天気だ。
今風呂上り。スパリゾートで温泉の素を入れて、東北の鄙びた温泉気分。さぁ、お腹をすかせて宗吾霊堂に向かおうか。
ちょうど一年前の今頃は手術前の不安な気持ちで毎日を過ごしていた。
約2週間の入院中は、千葉大の高めにある病室より、毎日、日暮れと朝の景色を眺めて過ごしていたが。京葉工業地帯を臨む景色は、無機質な煙突やタワーの群れが時折フラッシュライトを閃光させ、非常に冷たく寂しい景色だったな。花街や飲み屋街の紅いネオンの方が人間臭さを感じさせて励まされたかもしれない。しかし、一方ではこの冷たい工場街の景色は、神々しさというか、荘厳さに溢れ、朝夕にいつも祈りを続けていた記憶がある。はやいものだなぁ。あれからもう一年が経ってしまった。何事もなく幸せに過ごせたことはありがたいことだ。


16時現在。いま宗吾さんから戻ってきた。のんびりとしたドライブを楽しんできた。運転も最早のんびりとしたもので、言い換えればドン臭い運転なんだろうな。後ろの車がすすっと追い越して行ったし、また別の4WD車にはうしろから右に左に寄せられ、結局はパッシングして曲がっていった。法定速度+10Kでそう遅くはないんだが。若いときに自分もそのようにイライラして運転していたことがあったっけな。


21時45分現在。TVを見ながらウトウトしていたらもう21時。あわてて鍋の予定をお粥に切り替え夕食を済ます。疲れたようだ。
明日は遠出をどうしようか思案中。しかし、準備がいまひとつ整っていず、火曜日にずらした方がよいかもしれない。
午後の宗吾霊堂は、早いかなと思っていた梅の花が僅かだが咲いていた。微かではあるが特有の甘い香りを境内に撒いている。梅の香はなんとも甘くすきなんだ。