寒々と 身も心も寒々と せめて夢の中でも暖かく。

5時過ぎから目が覚めている。天気は曇りで大層寒い。
目覚めは快調だが寒いのでうつらうつらと、床の中でTVを見続ける。
ズームインでは、京都三千院の中継をやっていた。通常、街中から1時間で来るところを2時間半かかって到着したといっている。過去に2度ほど行ったことがあるが、実に細い道であったから観光シーズンの渋滞は大変なものだろう。
一度は、自転車で琵琶湖側から登って大原京都と下ってきた。琵琶湖から登る山道のきつかったこと。下りは延々とした川に沿った下りで、実に気持ちの自転車旅行であった。
一度は、電大クラブの旅行で、嵐山に泊まる予定を前泊から入り、三千院を拝観した。真夏の京都で日射病になるほどの天気であったことを強く覚えている。
しかし、今回はいかにテレビ中継とはいっても、非常に綺麗な紅のたたずまいを感じることができた。

本日の予定は、特にないが、買い物程度だろうか。昨日のお墓掃除でやや腰が痛いのが気がかりである。


12時半現在。大曇。
真に寒い日である。午前中は、シッカリと床の中。これからの午後の大半も床の中。ほんに寒々しい一日でごじゃる。夕方からサティに買い物に行こうと思っているが、果たしてそんな元気があるものだろうか。


数日前に、秘密の小部屋の読書である”保坂和志”さんの”小説の自由”を漸く読了。実に難解だったが、最後の方になって、遠くにその言わんとしていることのイメージが浮かぶようになった。言葉あるいは文章というものは、使う人、聞く人、評論する人のそれぞれの受止めようがあるということを、実に奥深く、あるいはいろいろな観点から解きほぐそうとしている。しかし、その解きほぐしようも、言葉であり難解である。
だが、よく読み終えたものと、自分の中では賞賛している。少し開眼したような。ほんの少しでしかないが。

新たな秘密の小部屋で待機しているのは、”大塚英志”さんの”ストーリーメーカー”である。概して、ゲームなどの物語の作り方といったらよいであろう。先の小説の自由とは、まさに対極にあるものだ。この大塚さんには、別途”キャラクターメーカー”というものもあり、既に次の読み物として待機している。


19時15分現在。
夕食も終わり、後は何もすることがない。ひたすら寝るに限る。喉が、かなり痛くて痰もからんでいる。うがいをして寝るべし。