明日からの 力のために ジンギスカンを タンゴにのせて。

8時起床。天気は曇り。目覚め快調なれど、右わき腹の痛みが強い。
本日の予定も、ほぼ一日中仕事となろう。


15時半現在。
本日の仕事は13時過ぎに各所にメールを送って終了。
そのあとは、ギャオで映画”モーターサイクル・ダイアリーズ”を見た。これは、今年の出張帰りに京都駅の本屋さんで手に入れた同名の本を映画化したものである。チェ・ゲバラの革命家になる前の、まだ医学生だった若かりし日の約半年にわたる南米オートバイ旅行記である。
本で読んでいたときは、革命家になる意識の根底の変化があまり伝わらず、旅行記としての受止め方だけをしていたが、映画化された内容は、見ることの多くが、南アメリカの貧しさの全てが、ゲバラの革命への心に変化を形成して行った様に演出されていた。これはこれでいいのだろう。いい映画を見せてもらった。


20時20分現在。
夕方から再び仕事に向かい、1時間ほどで終了。
今日はBGMとして、日中はボサノバをかけていたが、夕方の仕事にあわせ、タンゴをかけている。何にあわせているのかは自分でも不明だが、今日はボサノバとタンゴの日なのだ。
夕飯はジンギスカンだったが、ジンギスカンにタンゴもよく合う。はずだ。
誠にコジツケではあるが、油がジュージューとストリングスの刻みに合わせて、玉葱やニンジンはベースの深い刻みに振るえ、ラム肉はバンドネオンのように哀愁を帯びた音色に合わせ、情熱的に身体をくねらし踊る。一日中、強く吹いていた風さんは、この我家の夕餉のひとときにシャッターを鳴らし参加する。
タンゴをいつから好きになったかは、全く覚えていないが、きっと社会人になってからだろうな。
タンゴのような情熱的な、それでいて決して明るい日差しの下で聴くようなものでなく、退廃的な、いやいや何かしら物憂げな時に、それは決して失恋の時ではなく、恋するときに、シミジミと心に染み入る調べだと思う。この気持ちが、我が学生の頃にわかろうはずがない。
習ってみたい楽器がある。それがこのバンドネオンだ。
いつの日か、タンゴの本場の地でバンドネオンの妖しい音色に聞惚れて、仲間と踊り明かしたいものだ。