自分の人生 周りの人たちは背景のよう 隣の人の人生 私はその人の景色なんだ。

10時起床。天気は小雨。目覚めは快調。
姫神を聴きながら、静かな朝を過ごしている。姫神を聴くと、静かに静かに心が洗われ、研ぎ澄まされていく自分が確かめられる。山深い高野山の、木々の間を静かに流れわたる声明のような調べだ。この姫神を聴くと、夢枕獏さんの中国物や仏陀の世界が頭の中に現れる。


今日の予定は、特になく、のんびりと過ごすのみであろう。
東野圭吾さんの”幻夜”はこの休み中に読了するところまで来た。次は、TVで見た”白夜行”だ。ろう。この人にのめりこむと、その数は大変なものになるので、1年近くは他にいけなくなるだろう。考えどころだ。


14時現在。曇り。
一昨日からの自宅読書は、”iCON”。相変わらず、スティージョブズだ。
幻夜を読了。やはりこの著者は、大ベストセラーを連発するだけのことはある。解説を読むと、”白夜行”の延長にあるものだという。そういわれてみると、あの”白夜行”の少女が女性となり、阪神大震災のあの日に”幻夜”の主人公となって登場したと納得できる。
あのTVドラマ”白夜行”で見た(前半だけ見たのだが)妖しく美しい少女に魅かれた自分が、活字ではあるが再び”幻夜”の主人公に惹かれた。著者の偉大なペンの力だ。


20時40分現在。
今日は、午後から義妹家族がやってきた。”もち”を連れて。しばらく振りなので、顔を忘れたのか、一瞬ワンと吠えたが、すぐに思い出したか、喜んで膝の上に乗って愛想を振りまき、疲れたらそのまま膝の上で寝てしまった。