難渋を経て 人は強くなるもの しみじみと 身にしみる 弱き我なり。

4時半起床。天気は晴れ。お月様は見えないが、星は輝いている。目覚めは快調なれどやや眠し。
本日の予定も、かなりの慌しさ。ネゴシエーションや資料作成、リテールの打合せ(全く手をつけていない)等が引き続く。リテールでは、今回、一番信頼しているデザイナーを要請しているので安心はしているのだが。


21時現在、帰宅。
今日は朝から疲れている。
大手町で丸の内線で乗り換えなければならないところ、居眠りをして、気がついたら九段下。しかたがない、とタクシーで会社まで。朝の電車を居眠りで乗り過ごしたのは、初めてかもしれない。いい夢を見ていい気持ちだった。ようだ。
リテールテックの打合せは、何もアイデアも準備のないままだったので非常に不安だったが、Oさんの活躍と永年のお付き合いのデザイナーNさんのお陰で、いい線いっているアイデアが誕生。さすがOさん、さすがのNさんだ。と感服。いいブレーンを持つことは自分を助けることになる。Oさんはともかく、Nさんとも約10年のお付き合いとなる。年に一度の展示会でしかお付き合いはないのだが、初回の切れ味のいいインパクトは今でも続いている。


午後からは、改革の資料作りやら、行事の段取りや、キーマン確認の資料やら、映像の確認やら、大いに立て込んだ。揉め事も2件ほどあり。コンテンツに関することは、妥協することはできないが、つい言葉もきつくなり怒らせてしまったようだ。もう一つの揉め事は、全くの不愉快。直ちにM社長に報告し、善処を求めた。我々のような部門は調整役であり、調整役が議論平行線と言い放ち、席を立つとは何事だろう。誠に不愉快。


夜になり、もう一つ気になる事項が発生の連絡を受ける。どうしてそう暴走するのだろう。
相棒もきっと疲労困憊だろうな。
自分も、今日は翻弄され続けてきた。
何より救われたのが、切れ味のいいクリエーターの議論だ。こんな議論の中にいつもいたい気がする。もう一つの救われは、助け合ったり助けられたリの人間関係。スッと気持ちが救われる。
そんな人がいることの幸せは、人にはわかるまい。


本日の車中読書は、”国銅”。しみじみと涙が出てくる。話の行方は分からないが、主人公の心の清らかなこと、小さな恋心に揺れる初心さ、訪れる苦難を前向きに捉える純真、いずれも感動してしまう。いい本と著者に出会った。