ラストソングを聴きながら、原稿用紙のマス目を埋める旅を続ける。

おはようございます。
いい天気です。ちょっと寝過ごしてしまいました。
きょうは、のんびりと原稿書きでもしていましょう。


1020現在。猫鳴りを読んでいる。
なかなかに激しい本だ。猫の一生、飼い主の一生が、激しい葛藤の中に描かれている。もちろんその中には深い愛情も。
緊張したり、愛情の優しさに涙ぐんだり、いい本にであったと思っている。沼田まほかるさんの、本はあまり読んだことはないが、弛みのない鋭い文章は、自分をえぐる。


1145現在。読了。
素晴らしかった。モンという猫を中心に人の心を映し出した物語。
何と言おうか、物語との出会いはいいものだね。本読みには応えられない喜びがある。
切なかったり、それはお前可哀想じゃないか人でなしめ、と怒ったり、少年に宿る狂気が幼猫の死に目覚めを呼び起こして行く場面では自分の狂気が露わにされたようで、苦しかったり。
一体、沼田まほかるという作家は何者だろう。
普段から解説は読まないのだが、珍しく余韻のままに読んで見た。この本から直ぐに離れるのが嫌だったんだろうねきっと。解説者もほぼ同様の印象を書いていた。
本来ミステリーの作家らしいが、設え方も上手いね。
だが、この本どうしよう。結構辛い場面もあるのだが。


不思議だ。さっきまで痛かった足が、全くなんともない。エーっ、どうした。モンちゃんのおかげか。びっこも引かない痛くない。
だが油断は禁物、気まぐれに去っていった痛みは、再び戻ってくるのかもしれない。
さて、午前の部は終了だ。


1645現在。ラストソングを聴きながら原稿書き。
午後からは、テレビ映画を見ていた。トラブル イン ハリウッドという辣腕映画プロデューサの物語だ。面白くて最後まで見てしまった。金にものを言わせるスポンサーや我儘な俳優達の間を上手に立ち回るが、強い信念も心底には持ち合わせている。ロバートデニーロがプロデューサ役だ。
映画のあとでようやく原稿書きに入る。永ちゃんをBGMに。原稿は明るい曲では進まないんだ。


2022現在。
長い一日もようやく終わる。
先ほどから、乾ルカさんの、てふてふ荘にようこそ、を読み始めた。猫ちゃんの次は、幽霊だった。てふっ!