暴風に家が揺れる、訃報に心が揺れる、風は空に溶け心は胸に残る。合掌。

おはようございます。
家が揺れています。それほどに強い風と雨。電車は止まっており、一歩も外に出ることは叶いません。
そんな中、前職の一番大事な部下のお父さんが亡くなられたとの訃報が入ってきました。彼の実家は神戸なので、都合をつけて参列できればと思っています。
これから彼がどのように生きて行くのか、少しでも支えになってあげれれば、と考えています。年に2回ほど、ずっと酒を酌み交わし語ってきた友の心の片隅に居て。


風が収まったら、会社には寄らずに遠出しよう。


1225現在。ようやく開通。
いま、電車の一部開通が案内された。今回、水害で千葉の各地の鉄道が見合わせられた。家も、その鉄道の影響で陸の孤島に近い状況にあった。
いま、ニュースによれば成田駅でがけ崩れだという。京成の開通情報が出ないのはこのせいなんだな。別のルートで行くしかない。
電車や新幹線の遅れで、何時に大阪につけるかわからないけれど、頑張っていきましょう。
今日の約束事は、電話を入れて順延させていただいた。


1700現在。のぞみ車中。
まだまだ先は長い。
原田マハさんを読み終えたので、東京駅の丸善にて、沢木耕太郎さんの、流星ひとつ、を調達し読み始めている。沢木耕太郎さんのノンフィクションは、もう随分読んでいなかった。まるで、インタビューに一緒に参加しているような気分で、中に入り込んでいる自分がいる。
これから数日間は、沢木耕太郎さんと藤圭子さんと共にあろう。


2010現在。施設着。
車中、義兄の脚本と流星ひとつ、を読んできた。流星ひとつは、まだ始まったばかり。それでも沢木耕太郎さんのインタビュー、相手の中に入り込んで行く、これは方法論とかではないんだよね、持って生まれた人との対応力というか、知らずのうちに親しい関係になるという力というか、これは組織の中にあっても通じる何かだと思っている。
いや、聞き出す力と言っては失礼なことで、相手と同化しつつも自分があるということか、だから人と人のおつきあいの中で、かつ物語に仕立てる力と言うべきなんだろうね。
私にはそんな力があるのかどうか、ある人の伝記を書きたいと思っているのだが、そばにいるだけでは書けるというものではないだろう。
何時もながらに、我が力何処に、或いは真にそんな力があるのかどうか、考え込んでしまいます。
ビール一杯にて出来上がった、この夜の締めであります。