帰宅

しました。バスを降りると雨。雷もなっている。四国は恵みの雨となっているだろうか。明後日は大きな台風が来るという。被害をもたらさないで四国の恵みとなれば幸なり。
電車では文学界を読み続けてきた。今月号の内容は長崎の原爆に関するものが自分を圧倒してしまった。次いでガリレオが登場する宗教裁判に関するもの。いずれも小説だ。こんな小説もあるんだ、と新鮮だった。文藝春秋に掲載された”芥川賞受賞作”は土曜日の帰りののぞみの中で完読した。これも重い話だった。しかしそんなに暗くしなくても、というくらい暗い話だった。芥川賞はどれを取っても暗い作品ばかり。内面を書くとなるとそうなるものだろうか。やはりB型を主人公にした作品は、芥川賞の対象にならないのでありましょう。それは源氏鶏太の世界でしかないのでしょう。しかし、源氏鶏太さんの本を最後に読んだのは30年ほど前だったような気がする。イメージとしては当時通勤で利用していた荻窪駅が出てくるんだな。