一日中眼鏡なく 遠くの景色が 霞むよう これまた仄々かな。

4時起床。天気は曇り。寒はさほど強くない。目覚め快調。昨夜は22時半には就寝。
本日の予定は、通常業務だが確認事項は多くある。


20時45分現在。帰宅。
今日は寒かったな。事務所の中が少々暑いのか顔が火照る程だったが、煙草を吸うために階段に出るとゾクゾクする寒さ。
帰りにお茶の水に向かう道も寒くて、傘を差す手が悴んでしまう。最早手袋の出番なんだな。

今日一日の仕事は順調で、懸案事項は全て対応できたと思っている。内容については、結論が出ていないものが幾つかあるために明日の確認となる。
スケジュールを見ると、宴席は明後日からでなく明日からだった。最近、何だか記憶違いや確認ミスが散見されるが、もう一度見直すという段取りが必要になっている。これまでは資料を作成しても打ち上がりのままで殆ど間違いがなかったんだが。年ということだろうな。事態によっては取り返しのつかないものもあるので、慎重さを胸にしよう。
夕方になって、少し疲れが出てきたかな。眠さはないのだが欠伸が出てきた。
今日も早く寝ることにしよう。
本日の車中読書は、往復とも”カリスマ(上)”である。昨年からのものだが、なかなか進まない。


21時45分現在。詩歌の素材。

眼鏡。
私の眼鏡は何処に行ったんだろう。
出掛けに探しに探したんだが見つからない。
私が寝ている間に、頼りない主人に代わって見聞を広めに行ったのだろうか。
それとも、いつも私の視点が気に入らなくって放浪の旅に出たんだろうか。
恐らくそうだ。私は見限られたのだろう。
今日一日、じっと裸眼で世間を見てきた。
遠く滲んだ広い世界は、とても淡く、とても美しく、とても暖かであった。
人の言葉が素直に聞けた。
お陰で自分の言葉も優しい音色。
眼鏡。
私の眼鏡は何処に行ったんだろう。
家に帰ってみると、ちょこんと下駄箱の上でお辞儀をして迎えてくれた。