煩悩が人を求め 煩悩が人を拒絶する 嗚呼 忌まわしき我が心。

8時起床。天気はうす曇りだろうか。空は明るいが輝くブルーには出会えない。目覚め、良く寝て快調なり。
昨日は、実に様々なできごとが。締めくくりには古くて新しい友人が誕生したし。成績が良かった彼は、予想にたがわぬ素晴らしいエリートの道を歩んで来たことがうかがえる。またそれを振り切っての大いなる転身。やはり人生様々な道があるものなんだな。


さて、本日の予定は、普段より数本速いのぞみにて帰京する。
帰ってからは、相棒に約束したコンテを書かなければならない。キーマンからはFAXが来ると思うし。来週は膨大な仕事量が発生する。
物語には無限な筋道がある。無限な解釈がある。きょうもコンテの筋道は変化を繰り返すだろう。何本もの筋道を頭の中に描き写し、渡り歩く。その彷徨いの中でささやきが降りてくる。
このささやきを聴くために、いつも自分は仕事をしているんだなと思っている。


もう1人の相棒には驚きの行動力を見た。事務所並びの喫茶店で早速絵を見てきたという。女主人の姿は見分けられなかったらしいが、絵には注目したという。
自分は新しい作品を写真に収めてもらおうと思っているのだが、相棒は近くだからすぐに本物に出会えるからいいと言った。そりゃそうだ。本当にそうだ。言われて見ればその通り。そして、それを言われて自分の気持ちの落とし穴を発見した。そうなんだよね。


16時半現在。帰宅。
結局は出遅れて、いつもと同じのぞみに乗車。だらしないよね。
新大阪の大きな書店で”森見登美彦”さんの”太陽の塔”ともう一冊の文庫を調達した。いずれも初めての著者。読み始めたばかりだが森見さんとは肌合いが違うような気がしている。読書に肌合いも何もないのかもしれないが、自分にはスッと入り込めない何かを感じる作風というものがある。ただ途中放棄は嫌なので最後までお付き合いすることは決めている。最後の最後に天使のささやきが降りてくることだってあるるからだ。
きょうはもう何もしないつもりだ。どっと疲れが出ているからだ。


猫の話。
昨日、旧友とは猫の話に及んだ。自分が旧友にメールを出すにいたった経緯と猫の話をした。彼が抱いていた猫は2年前にふと家出をしたまま不明になった。雄猫はそんな性向があるという。再開発中の街中でどう生きているのか心配だとも。
縁をつないでくれた猫であるだけに、寂しい想いがしている。
そうだ、名前を聞くのを忘れた。


20時半現在。
ほとんど、じっとしている。冬眠しているようだ。
このまま明日の春を待ち眠ろう。
おやすみなさい。
寝付くまで 読み止しの本の頁を繰ろうか、ベイFMで音楽を聴こうか。


22時50分現在。レッドプラネット。
小説でもなく音楽でもなく、ギャオで映画を見ていた。”レッドプラネット”というもの。一応楽しめるSF映画であった。
それはさておき、先日書こうと思っていたブログについての散文を上げておこう。