原発について

皆、原発を偉大な電気エネルギーを発電するものと考えている気がしてならない。
しかし、よく考えてみると原発は高効率な湯沸し器だけの話でしかない。つまり、原子力の熱で高圧の水蒸気をつくり、発電機に直結した蒸気タービンを回すだけのことなんだ。
お湯を沸かすためのエネルギー源として、火力発電のように空気を汚さない、効率がよい、ということだろう。
この原点を再理解すれば、原発に代わる発電方法はもっといろいろ議論できるのではなかろうか。例えば、温泉の湯源近くでの地熱発電などもっと脚光を浴びてもいいのではなかろうか。天然ガスを使ってもいいだろう。
問題は、こんな簡単なことではないだろうが、言いたいことは原発の機能が湯沸しと考え直すだけで、発想が拡がると言いたいんだ。
空気が汚れる、温暖化に逆行するなど、課題はあるだろうが、地震国日本で災害で機能しなくなるばかりでなく、治め様のない放射能をまき散らすようなものより、多少の大気汚染に目をつぶることの方が人間的ではないだろうか。
地熱発電や火力発電は災害で壊れても、局部的な影響で済み汚染をまき散らすことはない。抑え込むことは十分に可能だ。水力発電は、ダムが壊れると水害で広範な被害になる可能性はあるが、これとて溜めた水が流れ出てしまえば、それで終わりのことだ。
湯沸しを原発に委ねる危険性は、リスクは、今回の不安におののき長期的な避難まで覚悟しなければならず、更には作物等にも甚大な被害を及ぼし土地は長期に利用不能となるなんて、リスクを湯沸しのために被りたくないものである。どんな事故が起こっても、パーフェクトに抑え込む力や技術を手にしない限り。


朝:生姜柚子蜂蜜トースト、納豆、ヨーグルト
昼:六文
晩:オムライス、スープ