おはようございます。
今日もいいお天気です。快晴となれば、最近はまず我が家のすべてのカーテンを開けることから始めます。家中の虫干しです。
何より私がその虫干しされる対象物なのですが。
今日は少し書物を始めましょうか。メールでのCCについて一つのテーマにならないかと考えています。


1027現在。
陽射しを受けるためにカーテンを開けたものの、まだ冷えきった書斎に入り書棚を見渡す。小説技法の並ぶ括りに1冊の新書を見つけた、2冊同時発売の内の1冊だ。
もう1冊は、どうやら先日の書籍整理の際に読み捨ててしまったようだ。確か作家とは何か、というテーマだった。いま手にしたものは、技法に関したもので、まだ読んだ折り目もない状態だ。
冷えた部屋で足を擦りながら、読み始めてみると、ここ1ヶ月に渡り技法ばかりを読み続けている事に重複する部分が多いが、それぞれの作家ごとに特徴があり面白い。今日中には読み終えてしまうと思うが、虚心坦懐に感じたいと思っている。
森村誠一さんのミステリーは、大学を出て勤めを始めた頃によく読んだ。ホテルを舞台にしたものだった。森村誠一さんが、ホテルマンだった頃のホテルの死角を切り口にした物語だった。
当時私もホテルを泊まり歩いている期間があり、その構造を色々と調べていた事もあり、のめり込んで読んだものだった。



1135現在。反骨。
反骨とはなんだろう。反骨を示すとはどんなことだろう。
最近は、反骨と感じたり聞いたりすると、それはただ痛烈な愚痴ではないかと思ってしまう。荒れ狂う気持ちは分からない事ではないが、本来反骨とは、同じ船に乗りながら示すものではないだろう。船を降りて、或いは船を降りることを決意して、立ち向かう精神や行動のことをいう。最終的にはうやむやの内に、妥協の末にそこに居る、と言うのは反骨でもなんでも無い。
そんな人が沢山いる。私はそんなことに染まりたくもなく、同類にもなりたくない。だから、そんな話に終始する場には居たくもなく、口を開きたくもない。昔は、若気の至りもあってか、血の気が多かったせいもあってか、議論に臨んだが、虚しい思いが残っただけだった。
いまは、議論をするなら未来に向かって励まし合う場にしか参加しない。まだ残された自分の道を照らし続けるためにね。これも歳のせいであろうかと思うが、青臭い議論には未来がなく、特に中年以上の人々がそれを語ることには、嫌悪しか感じなくなっている。
反骨とは、まずは歩んでいる自分の道と気持ちに対して起こすべきではないかと私は考えるからだ。人生には、幾つもの分岐点があり、幾つもの自分の選択の道があったはずだ。今自分が歩んでいる道が自己の選択の上にあることを忘れて、更に保身を担保しながら反骨することは、単なる愚痴の塊でしかないと考える所以だ。逆を言えば、徹底して戦わない反骨は、単なる理屈屋でしかない。


反骨について語りたかったのは、実は次のことだ。
多くの偉大な反骨者は、袂を分かち自分の道を打ち立てている。特に会社であれば、自分の会社を立ち上げて成功している人が沢山居る。その人は、自分の人生が鬱々と流されて行くことに我慢ならなかった人であろう。
では、会社の中にあって、反骨者であり続ける人は、阻害され孤独になり、ますます反骨という愚痴を重ねるだけのこと。
反骨は、ある意味革命であろうが、会社ということになれば、資本家でもない限り革命には参加することができない。残された道は、革命家ではなく改革者となることである。それに一番重要なことは、コミュニケーターとなることだろう。改革などという旗印は密かに心の中に宿しながら、調整調和をモットーとし、それでいて正しき戦略を持っていること。そこにある野望や個人的意図などは大勢に見抜かれる。遠回りやある部分の妥協は飲み込まなければなるまい。
そんな我慢強いことはできないという人が、言葉だけ強く発する単なる評論家だということは自明だ。理想的解決に憧れる人ほど、強い言葉を発する。人生を振り返ってみると分かることだが、自分が主張するほどに理想的に生きてきただろうか。妥協も矛盾もしなかっただろうか。
会社ばかりでなく、家庭においても思うように理想を実現できているだろうか。これらを振り返れば、強い言葉を吐く人ほど弱く、孤独であることが理解できる。


1600現在。
私が、感じることは全て、以下のマザーテレサさんの言葉に凝縮されている。


思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。


これほどに素晴らしい言葉はないと思っている。


2130現在。仕事終了。
夕方からFAXが到着しました。意を決して着手し今終了したところです。
本日は、選挙開票なので黒田官兵衛日曜洋画劇場もありません。よって早く寝付くことができるでしょう。目もかなり披露していますので、本日これまでといたします。