2007年暮れにあたって

ジャズバラッドを聞きながら、静かにブログ探訪を行っている。これで天気がよければ、もっと豊かな気分なんだが、寒さを防ぐためにリビングで帽子をかぶっている姿なんかあまり人に見せられたものではなかろう。
今年ももう少しで終わりとなった。毎年、歳を重ねるほどその速度は速くなっているようだ。
この一年を振り返ってみると、長く連休が続く時に、義父のお墓参りをかねて連れ合いと一泊で旅行に行くことが定番になったことが一つの豊かなことかな。
次は、歳を重ね、特にこの2年間は大病もしたが、体調が整うにしたがって、以前より仕事の忙しさも増し充実した時を過ごせる様になったことかな。この仕事領域と量の拡大に付随して、新たな仕事の若いパートナーが増えたが、その人々との交流を重ね、何時しか早い段階で役割を委ねることを思って仕事をこなすことに幸せを感じられるようになったこと。
さらに、来年からは自分の仕事として新しい役割を任じられることから、まだまだすべき仕事が期待されているという喜びを実感できること。
最後に、今年も約100冊の本と出合いであろう。多読ではあるが、限定した著者の全てを読みつくすという自分なりの読み方でほんの数人の著者でしかないが、その著者の考えること感じることを文章を通じて受け止めることが出来たこと。
まずは一心不乱に仕事をすること。何も言わずとも手がそれを語ってくれる、成し遂げたことがそれを称えてくれる。途中迷いがあれば、あって当たり前だが、更に仕事をすること。頭で考えたり、言葉で吹聴することなど何の役にもたちはしない。迷いを深めるだけだ。
仕事に没頭すれば、迷いもしばし遠ざかる。
没頭すれば仕事が全て成功するとは限らない。挫折もあるだろう。挫折も感じることなく、仕事を語るなということだろうか。
挫折があれば、新たな成長が生まれる、新たな出発が迎えられようというもの。決して没頭した仕事は自分を裏切ることはなく、時に成功を返してくれたり、時に失敗の原因を教えてくれる。
今年の自分は、いろいろな意味で、心が揺れた年だった。だが仕事に没頭してこそ、心の揺れを治めることができたし、この歳になっても大きく成長できたと思っている。
来年もまた、今の仲間達とともに、恩を返すものは返し、学ぶものは学び、新たな仲間にも、新たな100冊の本にも出会い、忙しくも楽しい仕事の一年としたい。