おはようございます。
雲一つない快晴です。新聞を取りに外に出ると、ピリッとした寒さが身を引き締めます。
今日明日はのんびりと過ごすつもりです。
昨日の会社からの帰り道、TSUTAYAで何冊かの本を調達してきた。目的としていたものは、百田尚樹さんが薦めるクラシック音楽のCDが付録でついたエッセー。昨日のTwitterで知ったばかりの本でした。少しでもクラシックが身近になればいいけれどね。


昨夕からの車中読書は、小路幸也さんの、リライブ、というもの。
死ぬ間際に、あなたの人生でやり直したい局面を希望すれば、そこからやり直させて上げる。しかし、それまでの思いは私が貰う、という使者が現れる。
物語は、何人ものやり直したい人、およびその周りの人々の再生の短編だ。
最初の物語の構造がよくわからなくって読み進めていたが、途中からハッキリとしてきた。このようなパターンの小説は、よく見受けられるが、浅田次郎さんにも多かったな、この小説の中に流れる小路幸也さんの優しさは心に染み入る。
はて、これが自分だったらどうだろうとも考えた。あの日あの時の決断の時、別の決断で後悔を取り戻しその道を生き返して見たいか。
全くそうは思わない。この決断に十分に満足しているつもりだ。
ただ、命が長らえて別の道を与えられるというのであれば、生き長らえて見たいけれど。


今晩、テレビで奥田英朗さんの、オリンピックの身代金、をやるという。奥田英朗さんは読み続けている好きな作家だが、このオリンピックの身代金も強く印象に残っている。
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