おはようございます。
千葉の空は快晴です。気持ちがいいですね。
よく寝ました。
昨日のお初天神境内の桜といい、家の近くの梨園に梨の白い花といい、とてもいい景色を見た。きょうは、家の近くのオランダ風車近くでのチューリップ祭りを観に行こうと思っている。花に包まれ過ごす時間の豊かさを味わいます。


1020現在。
自宅で毎日数頁だけ読み進める本は、たけくらべを読了した。浅草遊廓に暮らす子供達のある日常の物語だったが、最後に色鮮やかな景色がパッと浮かび上がった。小さな心に秘めた小さな恋情が鮮やかに。
引き続き、夏目漱石三四郎に入る。大昔に読んだ記憶があったのだが別の作家の作品と勘違いしていたようだ。中学高校大学と、当時は、大家と言われる作家の作品を手当たり次第に読んでいたからなー。私の暗い時代でしたが。
まだ物語は始まったばかりだが、惹きつけられている。


いま、今年の新人君に伝えた言葉を思い返している。
仲間は大事だ。しかし、若者はぶれる。それを人間模様と受け止めることは大事だ。そして大事なことは、ぶれる意見に左右されるなということだ。
いろいろな先輩も様々な教訓を述べるだろう。その時に、人を選ぶ目を持つことが重要だ。いつも厳しくはあるが、前向きでぶれない人を選ぶことが君の行く末を決める。
私は、極めて恵まれた人との出会いがあった、と感じている。随分前にも述べたが、人生の中で概ね5人の社長に仕えてきた。
1人目の社長は、のちに義父となったが、海軍少尉上がりの仕事にはかなり厳しい人であった。だが演劇を目指していたせいもあり、芸術には深い関心と評価があった。思考は深く、信念は決して曲げない人であった。私が束の間の成功に酔っている時も、酔いの度合いを見ながら厳しく覚まさせてくれた。私にとってのぶれない人との出会いだった。
2人目の社長は、私の目を海外に開かせてくれた人だった。ベンチャーへの思いが極めて強く、私は常に新しいことに取り組ませてもらった。私が、対立する相手側の義理の息子であることにもかかわらず。この人も決してぶれない人だった。
3人目は、大銀行の取締役を経験した人だった。途中からオーナーとして経営する意欲を失い、株を他人に渡そうとしたため、私と大きく対立し、私が会社を去ることにした。大きなぶれに遭遇した初めてのことだった。
4人目は、大企業からの出向社長だった。いつも自分では結論を出せず、単なる意見を言うだけで、最終的には、本社の結論が伝えられ、本人が述べた意見へのフォローも何もなく、ガッカリした思いがある。
5人目は、私にものづくりの本質を教えてくれた人である。また、人とは何か、どうあるべきかを私に教えてくれた人である。決してぶれない姿勢には、私は私の神仏(いやまだ亡くなってもらっては困る)と思っている。


1220現在。
最近の日曜日のTV番組定番は、こころ旅そして、日曜美術館と百年名家。芸術に触れたい気持ちというよりは、しっとりとした時間に包まれたいという思いから。番組を見ていると、私の時間はその時代と場所に旅をしている。若い頃には、無粋で技術一筋に暮らしてきたので、余計にこんな思いに取り憑かれているのだと思う。


1720現在。チューリップ祭りより帰宅。
車が大渋滞でありました。久し振りのお天気でしたからね。脇道を抜けても結構な混雑です。
チューリップは見事に沢山咲いていました。見渡す限りのチューリップです。色も模様も様々。シンクから薄いピンクまで。チューリップの遠く先には、菜の花畑です。赤の花々は黄色の背景に浮かび上がっておりました。
本日、良き目の保養となりました。