4.ブレーンストーミング

ブレーンストーミングには、電子的小道具は必要ありません。面白いアイデアがどんどん出てくる場の作り方がポイントとなります。
私の場合は、長い間プランナーでもありましたから、毎日毎日ブレーンストーミングばかりやっていました。
その場の作り方や具体的なブレーンストーミングの方法について、断片的ではありますが触れておきましょう。


ー気の合う仲間と行うこと。無理して気の合わない仲間とやる必要は全くありません。むしろ潰し合ったりしてマイナスになります。
最初から気が合うか不明でも、議論してれば次第に分かってきます。面白く無い仲間とブレストをやっても良い結果は生まれません。


ー真面目にやる必要はありません。私はよく酒を飲みながらやってました。どこでもブレスト会場になります。もちろん酩酊するような深酒は論外ですが。


ーテーマは用意するも、議論はテーマにこだわる必要はありません。何でもいいのです。面白ければ。冗談が面白いという言葉遊びで無く、発想が面白いことを楽しむのです。


ーメモはとります。どんな簡単なアイデアでも。お酒が入ったりすると、議論だけで終わってしまう可能性もあり、メモが無いと後で冷静になって、再び手を加えることができないからです。


ーリーダーはヨイショ役に徹します。リーダーの誘導が大事です。いいねー。どうしてそんなこと思いつくの。その反対側には何があるんだろうねー。その尖ったやつ、もう一つ。何て言いながら跳んだ意見を集めます。


ー発散と収束の繰り返しが大事です。
ブレーンストーミングで肝心なことは、発散と収束です。様々な意見を一応出し尽くしたら、もしくは時間を区切って、出たアイデアを分類したりまとめたりする作業に移ります。これが収束です。これを数回繰り返すと、散らばったアイデアの見通しも方向も見え、面白さの方角も明らかになると言うわけです。


ー小道具は模造紙やポストイットです。
部屋にホワイトボードがあれば良し、無ければ模造紙を張りましょう。その上にアイデアを書き込んだ(1件1葉です)ポストイットを貼っていきます。似た者同士は近所に置きましょう。収束時に似た者同士は島でくくりましょう。
酒場や喫茶店で気楽にブレーンストーミングをやる場合は、ポストイットが無ければ箸袋やナプキンを千切りアイデアを書きましょう。テーブルも狭いですからノートを広げた中にメモを置きます。ノートが無ければ皿や瓶を隅に追いやり真ん中を空けてメモを置きます。最後に写真を撮り記録します。
つまり何でもありです。