10.思いついたらすぐメモ

会議や打合せのメモについては既に触れたが、ここでは思いつきをメモする方法について触れてみよう。


ー直ぐに書ける態勢が重要
とにかく面倒がらないことだと思う。今思いついたことは、もう2度と思い付けないかもしれない、大げさだがノーベル賞を逃してしまうかも知れない、とまで思い込もう。
私の場合は、なんの変哲も無い、コピー用紙の裏紙を四つ折りにしてスーツの胸ポケットに入れ、併せてボールペンも胸に刺しているだけだ。
電車の中でも、歩いている時でも、取り出してはメモしている。落ち着いた場所で、そのメモを小さくちぎって、付け剥がしが容易な簡易糊を付けてノートに貼り付ける。裏紙を使っているので、両面にメモしていることは無い。
ポストイットも便利だと思うが、私はまだ持ち歩きメモとしては使ってはいない。


ー四つ折りの裏紙は硬さもある
歩きながら思いついた時にメモするには、記述する面が手帳の様な硬さが無いとボールペンで書こうとしてもペナペナするばかりだ。
四つ折りの用紙は、硬さも出て十分に手持ちで書き付けられる。一方、ボールペンも、力を入れなくてもサラサラ書ける滑らかなものが重要だ。


ー時系列ノートの活用法
ノートには、その日のメモを書き付けたり貼り付けたりするが、あくまで時系列に閉じられているだけなので、その内容の一部をテーマごとにまとめるにはどうすれば良いか。
改めて必要な事項を書き写しても良いだろうが、量がある時にはコピーを取って関連する部分を切り抜いて貼れば良い。
テーマごとにまとめるノートは、見開きで使っていくことを勧めたい。多くのメモを切り貼るときも、メモ同士の関係性を線で結んだり箱で囲んだりするスペースとするためだ。
もっとノートを広く使いたい場合は、ノートのその面に延長ページを糊貼りすれば良い。折り畳むために分厚さが出るが、私の場合はノートにはその日の資料も貼りこむため分厚さは覚悟の上である。