おはよう様でございます。
昨日は、風に吹かれて揺れる草花を眺め、寂しい一日を過ごすばかりでありました。
日の輝らぬ宵も来れば気も照らぬ、と申しますが、いやいや深くは考えられますな、我の詠んだ句にあれば、ついつい気が塞ぎ夜を迎えたというだけのことでございます。
違った朝がくるのではと、楽しみごとに迎えた今日でありましたが、風が吹かぬばかりで何事も、写し絵のような淋しゅうな朝にございます。
良き夢みにと、昨夜の猫を楽しみにしておりまして、床に入りますれば直ぐの事、サンフランシスコの坂道でニャーとなく一声に、誘われてもう夢の中、気がつきましたれば次回の案内とあの音楽が流れておりました。
斯様に、寝れるばかりは良き事なれど、これほどに寝て仕舞えば、頭の中は雲の中、いつが目覚めでいつが夢、少しばかり心配ではございます。


きょうこそばかりは、午後のひとときでも、書斎の有り様を変えるべく、珈琲に水羊羹でも持ち込んで、ゆるゆるとした寛ぎの溜まり場に変わりし書物溢れるこの風情に溶け込んでみましょうぞ。


1558現在。
午後より書斎にこもりて文をしたためております。まだまだ先の長い話でありますが、少しずつでも先を進めなければ、私の区切りもつきませぬ。
お天気は、今頃になりご機嫌よろしゅうなりまして、書斎に陽射しが強く差し込みまして、私を屋上に誘います。しばし日光浴にて、お日様の顔を拝ませていただきましょう。


1838現在。
今日は日光浴を久し振りにいたしました。お日様が出たり入ったりの忙しい様子でしたが、上半身を裸になり、いわば西日に近い陽射しを受け止めました。ポカポカと身体は温まり、血の巡りが盛んになり、瞼を閉じて陽に向かえば空は一面の桃色に輝き始めました。
明日は、台風も通り越し、更に力強い陽射しが訪れるでしょうから、再びの虫干しに期待しております。ビタミンが骨を力強くするのは承知しております。明日は足脛にタントの陽射しを浴びましょう。
珈琲に水羊羹ではなく、珈琲に梅ヶ枝餅での書斎の時間でしたが、少々胃に重く、流れるボサノバのノリも体を震わすにはまいりませんでした。



1+2