南に旅人あり。

旅人よホノルルにて新しい発見あれ。
昨夜の高校同窓の友よ。いよいよ人生終着駅の話が。はやいものだ。まだ40歳の気持ちなのに。船に乗り世界を巡っていた話は大変面白かった。いずれじっくり聞かせて欲しいものだ。特にオーストラリアのワインの話はいい。レストランに何十リッターのボトルを持ち込み、海老蟹をふんだんに食べるなんて話は実に豪快だ。今はもう時代が変わっているのだろうか。その光景に、沢木耕太郎氏や檀一雄氏のポルトガルのかたや短く、かたや一年にも及ぶ長い生活が重なる。
一度行ってみたいものだ。沢木氏をしていわせている。”思い出の旅をたどれば、きっとその旅はしっぺ返しを食らう”と。旅は思い出をたどってはいけない。いつも新しいめぐり合いを求めなければ。