散々な午後 三々五々。

4時起床。天気は大雨。目覚め快調。
だが気が重い朝だ。これからどうなるんだろう。仕事の行方を思えば気が重い。
きょうの予定は、午前中はTV会議とその結果のまとめごと。どこまで確定できるか。昼過ぎに千葉大に向かう。17時には半蔵門の弁護士事務所までバック。その後勝田台会となるが、遅刻は免れない。弁護士事務所に間に合うかが一番の心配ごとである。
打ち合わせの結果によっては、即座にキーマンに連絡して対応方を決めなければならない。
とにかく最善を尽くすしかない。
うつつをぬかしている場合ではない。


6時25分現在。大雨で風も強く。
さあ、戦闘の準備は整った。出かけるぞ。


20時20分現在。帰宅しました。
きょうは散々な午後。三々五々。洒落を言って笑い飛ばしたくなる散々な午後だった。
午前中は快調に(調子の悪かったTV会議システムも技術者の御蔭で調子良かったし)まとまり、気分上々。ただ、根本的な論理の欠陥を指摘されたが、そんなこと今言われても、てな訳で、それは次回評価時に検討することで。
これで月曜の朝一に、振り込み手続きのために担当に渡すことができる。


午後の話になかなか入らないのは、思ってもおぞましいからであります。
最大の課題は、17時に弁護士事務所に着けるかということだった。
会社を出るのが1時間ほど遅くなり、タクシーをぶっ飛ばして総武快速が止まる最寄りの駅まで行った。電車もすぐ来た。帰りの時間を見積もるために時計を確認。千葉まで約40分。そこからまたタクシーを飛ばし、また10分。結局病院から馬喰町まで50分かかるんだ。よし、検査がスムーズにいけばかなりの確率で間に合う。
予約時間30分前にきちんと眼科受付を済ますことができた。ここまでは正解。おかげで予約時間前から検査が始まり、うん、素晴らしいとほくそむ。
しかし、視野検査から話が違ってきた。待ち時間10分。片目の視野検査に約7分。両方で14分ほどかかったかな。かなりの疲労だった。
17時の弁護士先生との約束には、まだ間に合う勘定。
今度は本命の造影剤検査。瞳を開かせる目薬をさすが、なかなか開かないらしい。時間をおいて何度も目薬。顔中涙だらけ。
その合間に点滴の用意。いつものように血管が見えない。2度目の場所で漸く点滴が可能となった。造影剤を入れるまで10分ほど待つという。造影剤が入ってもまた10分待つという。
ここらへんで16時を過ぎてしまった。ドキドキ。遅れる事が確定する。電話をさせてもらう。18時過ぎからの打ち合わせに了解をしていただく。冷や汗。
造影剤を入れる前にアレルギーの検査が始まる。また待つ。アレルギーはないのだが、アルコール消毒したところが広く赤くなっている。医者が慌てる。自分もドキドキ。
どうなる。止めて帰ろうかな。そうすれば絶対間に合う。どっちが重要なんだ!。それはどちらも!。
結局アレルギー検査の赤味でなく、単なるアルコールの赤味という。
”お酒飲めないでしょう?”
”いやよく飲みますが”
”いつも採血の時のアルコール消毒で赤くなりますか?”
”いいえ””おかしいわね?どうしたのかしら今日は。体調のせいかな”
”いえ、看護師さんが美人だから、かな”
”まあ、調子のいいこと言って、造影剤増やしちゃおうかしら”
なんて会話をしているうちに、造影剤が効いてきた。身体がポカポカと暖かくなってきた。
片目ずつ、強力なストロボ光線を繰り返し繰り返し見つめているために涙が溢れてくる。目の感度が随分下がったような気分で、暗くしか見えない。
造影剤での撮影が終わって解放されて、またタクシーを飛ばして千葉駅に着くともう17時。
電車の中を走ろう。調子良ければ18時10分くらいに付けるだろう。
ホームに出ると人だかり。
架線事故で電車がストップしているという。最早観念。
直ちに先生に電話を入れて、事情を話し、今日は行けない旨を告げる。ただこれだけだと、昨日の情況のどんでん返しの不安をこの土日抱えたままで苦しむことになる。そこで電話で失礼だったが、何が論点か、どこに問題があるのか、こんな考え方は出来ないのかなど等のやり取りをした。真剣勝負だった。
結局、どんでん返しの結論が出ているわけでなく、その課題に会社がどう答えるかを議論したいということのようだ。
それならそう言ってくれていれば昨夜悶々とすることもなかったのに。微妙だが気分は安定した。
先生とは来週火曜日に会うことを約した。
恐らくは受けてくれるだろう。


勝田台会は、お昼に相手方がシステムトラブルで今日は参加できないというメールが来ていたので、その時点で中止にしていた。結局は中止していて良かったことになる。
このように時間を気にするドキドキと、先生が受任してくれるかの不安が交差し、それに重なって、検査に時間がかかり、電車が止まるなんて、ホントに散々。
これが時間のゆとりがある中での調整ならば、こんな危険なスケジュールは組まないのだが、緊急で時間のない中をギリギリて行うがためにこうなってしまった。
そんな中でも、単純にスケジュールを延ばすだけでなく、要点だけでも聞いておくことができたのは正解だった。昨夜は、本当に悶々とさせられたんだ。


瞳は23時20分現在でも開きっぱなしで、世間は明るく、まさに”輝く夜”状態だ。幸せが降ってくるといいんだが。
もう今日は寝るとしよう。


最近一人で飲むことがある。
昔、会社を辞めるか、という岐路に立った時が何度かあったが、その時もよく一人で飲んだ。
人によって違うのかもしれない。自分の場合は、一人で飲むときは先行きを考える時だ。飲んで忘れようとは思わない。胡麻化そうとは考えない。
励まされたいとも思わない。その場は元気は出ても後が悲しくなるから。
結局決断するのや乗り越えるのは自分の力でしかないからだ。
一人で飲むと、絶望する、思い詰める、と言う人がいるが自分はそうではない。乗り越えるための葛藤を肴に飲む。苦しくはあるが。


いま、気にかかっている人がいる。その人にどんな言葉を掛けようか、今日の苦しみの中で考えていた。
最早、励ますことではなかろうとも。もちろん叱咤することもしない。
決断すべき時が来ているという話が一番かなと強く思っている。内に転ぶか、外に転ぶか、そんなことはどうでもよくて、いつまでも”善い人”ではありえないということだろう。
明日もこのことを考えているだろう。きっと。乗り越えてほしいものだ。


朝:生姜蜂蜜トースト、サラダ、納豆
昼:六文
晩:温野菜、マルゲリータピザ、ビール2杯