ブログと心の表出(続き)

前回、自分がブログを書き続けるにあたり心掛けていることについて述べたが、これには一つの前提があります。
それはブログでは自分の名前を明らかにして書き綴っているからです。タイトル名称はハンドルで行っていますが、プロフィールには本名を出しています。つまり自分を脚色したり、演技したりすることが、実存の自分との間に虚飾を生むことになると考えているのです。
サイバー空間では、全く本名を明らかにせずとも存在することができますが、それはそれなりの自らの意図を持って為されるサイバー上の楽しみであると考え、それについては批判をしようとは思っていません。
ただ、自分の正体を明らかにして、それでなおかつ自分の苦悩を自分に帰着させることの意義は自分がブログを利用する上で重要かつ意味があることと考えています。
長い人生の中、毎日は楽しい日々ばかりではありません。重い仕事の荷を背負い苦しい日もあれば、人から揶揄されて悔しい日もあり、体調が万全ではなく辛い身体をもって会社に出かけることも多々あります。
こんな思いを、愚痴としてただひたすら吐き出すのではなく、揺れる感情を素直に見つめ自省して受け止めることに自分の高まりがあると考えています。サイバー空間のアバター代理人としてのキャラクター)では、全ては表象のごとく物事は流れ、なんの繋がりも相互作用もなく易きに流れて行くだけのような気がします。
また、自分の性格からして、仮面をかぶることでの破綻が見えてしまいます。
本を読むにしても、ブログを書くにしても、いつも自分の心が受け止めています。その自分の心を育み大事にすることこそ重要なのではないでしょうか。自分は、一番大事なこと、それは言葉ですが、言葉が荒れることが一番嫌なことだと思っています。つまり心にもない言葉が宙を飛び交うことが空虚なものに思えるのです。その空虚に慣れたとき、自分の正体が分からなくなっているでしょう。
(さらに続く)


朝:生姜蜂蜜トースト、サラダ
昼:六文
晩:オムレツ、小松菜と人参の和えもの、お味噌汁、三穀物米ご飯