東京駅、生暖かい空気が一杯、雨は上がりこの湿り心地が気持ちよく、今日は高速バスで夢見よう。

おはようございます。大阪の朝です。雨が降っております。
昨夜、あまりの部屋の乾燥ぶりに、喉が痛くなり、慌てている暖房を止めて、バスタブにお湯をはり再び寝た。お陰でよく寝る事ができた。ちと寝過ごしたが。


1710現在。のぞみ車中。
一心不乱に、伊集院静さんの、岬へ、を読んでいる。海峡、の青春編だ。実は、素晴らしく感動した事があった。主人公の英雄が、いよいよ大学生となり、東京に出て行くところで、静岡駅で鈍行に乗り換えてじっくりと富士山を見て行く場面を読んでいて、自分も今し方、本から目を上げると、丁度富士山が見えたんだ。今日の天気は曇っていて、富士宮市に差し掛かった僅かな時間だけ、裾野と頂を雲に覆われ、だが、立派な逞しく美しい稜線を見る事ができた。ほんの僅かで全て雲間に隠れてしまったが、この僅かな出会いに、自分と英雄が一体になれたような気がして、とても嬉しかった。


2150現在。作業終了。
家に着いてから、一息つく前に作業を始めた。いったん休憩すると、立ち上がる気力が失せるから。
今ようやく作業終了しました。
昨日と本日、体調も良くなくて、早く帰りたい一心でしたが、本日、思わぬ時間に会社を出る事ができ、良かったよかった。
体調とは無関係だが、少し気持ちがくすんでいる。何だろうね。
伊集院さんの、海峡シリーズのせいだろうとの思いもある。お前そんな生き方でいいのか、と問われている気がしてならない。長い先があるわけではないが、思いが果たされているわけでは全くない。その気持ちが自分を揺するのだろう。
ある意味、自分の原点なんだろうね。この思いは。
切ないけれどね。強く願って、この先更に頑張らねば。