スカイライナー発車待ち。

今日も一日終わりましたね。長い一日でした。
今日は、キーマンの真意を初めての言葉で聞いた気がする。途中でうるうるしてしまい、発言を求められた時には声が震えてしまった。
この真意を誠に理解したならば、細かい議論や方法論を自ら編み出さなければならない。試される時だ。なんだかんだ言っても、新しい器も誰が用意できると言うんだろう。その現実を知れば、いやそこにたどり着けば、自ずと考えることも発言することも変わってくる。
孫悟空とて、御釈迦様の掌の中であることを悟れば、挙動が変わるというわけだ。
今日はいい言葉を聞いた。心を知ることができた。皆、己の未熟さを知るべきであろう。振り返るべきであろう。
元気なのもいい。アクティブなこともいい。だが、天狗になるな、これまでがいいと思うな、常に己が未熟であると思えば、概念から真意を汲み取ることができる。
仏も鬼も我が身に宿るのだ。
今日は、一杯飲んで帰っている。秋葉原の焼きトンやさんで、一人反省会だ。心地よい酔いとともに今宵は就寝できるだろう。
ここの焼きトンは、やはり美味い。
隣の席では、いい年をしたおっちゃんが、辞めるの辞めないのと啖呵をきっている。何やら条件闘争の話らしい。しかし、嫌なら辞めればいいじゃないか。自分の人生だもの。きっと辞めたくはないんだが、条件を考えてくれ、ということなんだろう。
そんな人生に妙味があるんだろうか。自分の人生だもの、生きたいように生きればいいんじゃないだろうか。
それができないから駆け引きだって?


反対の席では、今日はカウンターだったもので、同い年のようなおっちゃんが文庫を開いて煙草を吹かしている。いいなー。憧れるよね。粋だね。
酒は楽しみながら、また刺激し合いながら飲むものだ。


今朝の車中読書で、稲穂の海を読了したので、帰りは久しぶりの伊集院静さんの、浅草のおんな、に入っている。
大人だよね、男だよね。大のファンだ。


2120現在。帰宅しました。
気持ち良く家に帰りました。
浅草のおんな、いい本だね。まだ始まったばかりだけれど。
人の価値は機微が分かるかどうかと思うんだ。
人生だもの、多くの失敗も成功もあるさ。
励ましあい、分かち合い生きて行きたいものだ。
本は、そんな時静かに自分の隣にあり、そして心の揺らぎをじっと見つめている。
来週には、山頭火句集を手に入れるつもり。