忙しきことは 善き事なり 自分の切れ味が 試される時。

5時起床。天気は曇り。目覚め、大いに眠し。眠し。


21時半現在。帰宅。
本日はかなりの慌しさ。これからこんな毎日が続くことになるのだろう。
昨日は26時近くに帰宅したので、目覚ましで4時に起きたが、床の上に立つことができないくらいの疲労と眠さで、5時に目覚ましを再セットして2度寝した。それでも眠さは解消できず、フラフラの状態でお風呂もパスして家を出た。
会社には、いつものように8時20分前に入ることができたが、電車の中では殆ど居眠り。それが良かったのだろう、割とすっきりとした気持ちで自席に着くことができた。

午前中はさほど目まぐるしいことはなかったが、1件押し付けられるような役割をおおせつかり、やや大変なことだと思い、下調べを行っていた。
午後には、予期せぬ打合せが3時間ほど入り、緊張して臨む。大手との協業の話なので気が抜けない。その席で、キーマンの一言で、午前のおおせつかった役割はアッサリと解除され、大元の担当がこなすことに。当然である。ほっ。

また、開発部隊向けに来来週から月一でO氏を講師として行うクリエイティブ講座のスケジュールも決まり、夕方から、O氏とその内容についての検討を行った。場所は、会議室を一区切り付け昔よく行った”オヤジの店”に向かったが、底地になっておりビルの跡形もない。あの気のいいオヤジは如何しているんだろう。結構流行っている店だったんだが。しかたがないってんで、斜め向かいの明治からあるという文化財的な一杯飲み屋で、大混雑の中議論検討を続けることとなった。しかしながら血糖値の悪化を胸にしまっているので、焼酎お湯割り2杯とやや少々のおつまみで控えておいた。

まだ早い時間で、懇親は終了し、三省堂までバックして、底をついた”奥田英朗”さんのストックを仕入に行った。どうして普通の本屋は、出版社別にしか並べないんだろうか、三省堂のような大書店で、特定著者の文庫を探そうと思うと、結局は全部の棚を見なければならない。ある書店では、出版社別ではなく、著者別に配架しているところがあり、これは非常に気に入っている。

来週は、大阪出張が1回と初めての宇都宮出張が控えている。会議で話題になったが、宇都宮では餃子が名物なんだそうだ。楽しみにしている。もう一つ、宇都宮と白川というのはどんな位置関係にあるのだろう。白川にはAさんが居たことを思い出した。

昨日の読了は、”奥田英朗”さんの”東京物語”だ。これは、ちょっと前に読んだ”マドンナ”以上に面白かった。名古屋から大学に入るために上京してきた青年が、東京で学生生活を送り、中退して20歳でプロダクションに入り、コピーライターを経てフリーとなり、中年のバリバリのフリーランサーとして活躍する、時代時代、場面場面の葛藤や生活ぶりを描写しており、これぞ小説なんだという面白さを感じさせてくれた。この奥田英朗さんの素晴らしいところは、何か自分の体験を目の前に示してくれる、そうして青春時代の自分の面持ちと対面させてくれる、実に読後感のほのぼのとしたものを心に残してくれることだ。”マドンナ”でもそうだったが、この東京物語は、”素敵”だ。