9時起床。天気は曇り。やや蒸し暑い。目覚めは快調だが、わき腹痛し。
よく寝たな。身も心もすっきりとしている。鏡を見ると頭が”鉄腕アトム”のように尖っている。昔はこの頭、御茶ノ水博士のようと言われた。無論、内容ではなく形のことだが。
今日の予定は特にないが、この休み中に仕事の発生はあるだろう。段々と、正念場に差し掛かってきているから。自分にも思うところが強くあるので、その意見は的確に伝えることにしたい。


15時現在。
長閑な休日だ。朝はタンゴ、午後はジョンレノンを聴いている。エイチャンはまだ手に入らない。
ジョンレノンを聴くと”奥田英朗”さんの”ウランバーナの森”を思い出す。霊気の漂う森の中でジョンレノンと出会う不思議な物語で、奥田英朗さんが凄い作家だと認識した本だ。インザプールのような、面白い精神科医の登場する軽妙な話ばかりでないんだと新たな発見をした。


アップルパイと煙草を買いに近所の商店街に行ったが、アップルパイはなくタバコ屋は閉まっていた。仕方がなくコロネ、カレーパン、他を買ってきた。後にちょっと遠い商店街まで散歩して煙草を買ってこよう。
今日は、蒸し暑く、家の中にいるだけで、ゴロゴロしているだけで、汗ばんでくる。連れ合いは、庭で水撒きや、チョキチョキと鋏で草花の手入れをしている。誠に長閑という他はない。少しばかりの風が、カーテンをそよがせ、優しい冷気を居間に導いてくれる。
こうして古い曲が流れる時間を過ごしていると、時々、小学生の頃、床屋さんでチョキチョキやってもらっているときにラジオから”飯田久彦パラダイスキング”の歌が流れてくる場面を思い出す。あの頃は、まだ博多の妙見に住んでいたころだろうから、訪ねれば思い出すのだろうが、音楽と共に景色があるというのは、古いアルバムを見るのとはまた違った気持ちになれるものだ。
いまはほとんど出くわすこともないが、”ヘイポーラ”を聴くと、天神の岩田屋の傍にあったサテライトスタジオから流れ出たヘイポーラを思い出す。