青空に溶ける紫煙に包まれ、三種混成の蝉の音を読経に聴く墓参り、一際目立つホオズキの彩。

おはようございます。
9時起床。天気は快晴なれどやや涼しく。こんな時間に起きて、怠惰なこと、この上無く。
本日の予定は、上総一ノ宮まで義理の妹家族と義父のお墓参り。
このままの涼しさなら救われるだろうな。お墓が大きいので、掃除に時間がかかり、炎天下では脱水症状となる。


本日は、夕方から自分の仕事に取り掛かろうか。たとい夜明かしになっても。


昨夕来、五木寛之さんの、百寺巡礼 中国、を読み進めている中で、非常に印象的言葉があった。ちゅうごくの禅仏教についての話の中で、慧能(えのう)が残した言葉として、解脱を論ぜず 見性を論ず、と言うもの。
自分なりの解釈では、解脱する為に多くの苦行を重ねることより、いま在る自分の本性を見つめよ、と感じている。


1130現在。上総一ノ宮へ出発。
だいぶ遅くなったが、漸く出発。渋滞が心配ではあるが。出かける前に、もはや大汗をかいてしまった。


1540現在。
お墓のお掃除終了。
最近掃除に来たばかりなのであまり雑草も無く、1時間ほどで終了した。終わって、汗を拭い輪になってお供えの饅頭をつまみ、皆で父を偲ぶ。
ミンミン蝉、油蝉、つくつく法師の三種の蝉の混声合唱が、秋の様相を醸し出している。
線香の煙は、微風に揺れながら青空に溶け込んでいく。
供花に混ざったホウヅキが一段と鮮やかな彩。
百日紅の木には桃色の花が咲き、銀杏はそのたわわな実の重さに耐えかねて実を落としている。
爽やかな夏の一日でした。


1930現在。帰宅。
およそ丸一日のお墓参りから帰宅しました。今日はまるで運転をしませんでしたが、いつもより疲れてしまった。
日が落ちるにつれ、まん丸なお月様が顔を出し始めたが、霞が強くなったせいだろう、段々と薄っすらとし始めた。
明日は満月。きっと出会えると思っている。
そこで一句。


天空に浮かぶあなたの笑顔、霞のせいか心変わりか、静かに消えて行く、悲しみが残る満月の夜。


境内のたたきに腹を向た蝉、手で摘めば、最後の力を振り絞り飛び立った、八日目の命。



きょうは、ここまでとし食事の後は、仕事のつもり。だが睡魔に負けるやも知れません。



朝:野菜卵炒めサンド、プルーン(昨日とプラムと間違えて買って来た)、ヨーグルト
昼:野呂パーキングで冷やし中華
晩:KFCとご飯、合うのかどうかは不明だが。