夜の女神が陰に消え満つる頃には西東。

月蝕の日です。ちょうど隠れ始めに会社を出て、家に着くときに満ち始めました。
彼の人は、今何処を走っているのでしょうか。


さて、本日からの車中読書は、荻原浩さんの、砂の王国、と言うもの。まだ読み始めだが身につまされてくる。上下巻なので読み終えるまでにはかなりの日数がかかるでしょう。
大手証券会社のディーラーをしていた主人公が、失職してホームレス生活を送るという物語。この著者は、おそらく初めての人だろうが、本屋さんで何度も通り過ぎて、都度気になって、ようやく手に取り購入した本である。