書斎の整理に大汗をかけば、幼き頃の父母の写真が現る、ごめんね放ったらかしでと、手を合わせればミンミン蝉鳴き清涼が吹く。

おはよう、強風さん。昨日も凄かったね。
一日中、家のシャッターがガタガタ言い続け、体調悪く伏せっていることもあり、うるさいと怒鳴ってしまったが、容赦なく吹き続けていましたね。
今日も一日中一人なので、整理や原稿書きに終始します。
溜まったことを、一気に片付けなくっちゃなね。体調次第なんだけれどね。
今のところ、体調は快方に向かっている。昨日の処方された薬を昼食後から飲んでいるせいだろう。ホッとしてるんだ。


昨日からの読書は、枡野浩一さんの、ショートソング。短歌を中心にした現代の若者の生活を表したものだが、こう書くと何やら硬い青い青年達というように思えるかもしれないが、随分砕けた日常の学生の行動である。一人一人の心情が約一頁ほどの分量で切り替わるために目まぐるしいが、要所要所に出てくる、現代の短歌は新鮮でもある。


1100現在。着々と。
指摘を受けた原稿部分にマークを入れた。
読み終えて散らかしっぱなしの書籍を整頓中。不要な書類はまとめてシュレッダーへ。
お昼前にはリビングの片付けは終了予定。探していたアイデアマスタープロのソフトは発見。ホームページビルダーは箱入りなので、きっとまとめて捨ててしまったんだろうね。
ローマの休日を過ごした戦友にもメール返信したし、もう一息頑張ろう。
外は激しい雨と風。


1230現在。
シュレッダー君がヒステリー。余りに大量の資料を裁断したせいだろうか。紙屑が大きな袋に二つ。まだまだいっぱいあるんだけれどね。ミシン油をさしたんだが良くなかったかな。うんともすんとも。口を聞いてくれない。
少し休憩。


1422現在。
二階の書斎の片付けに入る。
地震後、適当な片付けしかしてなかったが、キーボードや無線機などを配置換えしていると、親父がとって置いたらしい古き家族の写真が現れた。箱が開きバラバラに散っていた。
ごめんね、と手を合わせ写真に見入る。自分が幼児の頃からの写真だ。
アルバムから剥がし取られた写真なんだが、親父はアルバムをどうしたのだろう。何か思いがあったんだろうね。
母親の若き美しき顔を久々に見る。
親父も若いね。
自分はガリガリに痩せていたね。
そんな思いに浸っていると、ミンミン蝉が鳴き始め、涼風が吹いてきた。
あゝ、いい夏の思い出となるかな。