おはよう、大きな大きな入道雲さん。
まるで能登半島のようなニョキニョキぶり。


よく寝ました。
昨日は初めて乗った電車に少し興奮したな。
北千住から浅草まで、下町の中をくねって行く電車の窓から、懐かしい薫りが感じられた。とは言え、自分の記憶のアルバムには全く無い風景なんだが。
卒業証明書は、会社の何かの管理者登録のために、電気系の何かの科目を終了してなければならないとのことで、たまたま自分が出た電気通信工学科はそれに該当するらしい。


TVの通販番組で懐かしいポップスのCD全集の宣伝をやっていた。
突然グレープの精霊流しが流れてきた。40数年前に大学に通う道すがら、御茶ノ水駿河台下へ下って行く途中でよく聞こえていた。楽器屋さんの数多い通りだったからね。
その道をこの年になって、再び10年も通ったことは、大学にも御茶ノ水の街にも随分縁があるのだなという気持ち。
精霊流しの歌が思い出させてくれました。
当時、中古楽器屋さんで買ったクラリネットも、精霊流しを皆で歌ったギターも、結局は麻雀の負けに取られてしまったが。
友人の下宿に押しかけては、ギターを弾いて歌っていたね。ほとんど毎日のように。


1205現在。
珍しく午前中読書。
角田光代さんの、トリップ。それと毎日少しずつ噛みしめるように読んできた、発想ノートを読了した。トリップは、私には難解だったかな。短編の一つ一つは、切なくも郷愁のように現実の世界を表し、暗く沈んだ空がすべてを覆い尽くしているかのよう。
この短編のそれぞれの繋がりがあるのだけれど、いまの自分にはそれを読み解く情緒がないように思える。
さてこれから、竹之内響介さんの、ダイヤリー、に入る。


最近、このブログを古いところから再読することも多いが、よく書いてきたなということが正直な感想だ。今の自分にはとても書けないことをストレートに表している。
このブログと、その時折の心の動きを紡げば、物語になるとも思っている。
年寄りは、古きを思うばかりで未来がないと言われるかもしれないが、このようなブログを書き綴り、それを再編すれば残された未来が浮かび上がる、と思っている。