こんな時間に目が覚めて、一服する。
悪い夢見じゃなかったんだけれど。ちょっとエアコンが暑すぎたのかな。


0825現在。
おはようございます。
京都は晴れです。山々には厚い雲がかかっているようですが、市中はからりと晴れています。
姫との待ち合わせにはまだまだ時間がありますので、のんびりと過ごし、大丸近くの書店でお見舞いの書籍を探してみよう。
帰りには、東寺だけにお参りをしよう。
歩き回るには、少々荷物が重いからね。
朝食は、コンビニのサンドイッチとサラダ、R1と言う簡単なもの。珈琲を持参するのを忘れてきたことに気がついた。
あゝ、濃い珈琲飲みたいな。


昨夜のキーマンとの話で、先日の懇親の内容を話してきた。もう既に承知していると言う。心の中は、透けて見えるものさ、と言う。その通りだよね。そして重要なのは、反目する愚痴と、一生懸命やっての愚痴とは見方を変えなければならないと、表情から感じた。
しっとりとしたいい時間だったな。あんな時間がもっと生まれるといいね。


1344現在。京都駅。
不思議な天気だったね。晴れのち曇りのち雨、のち晴れ。
まるで乱れる心のよう。
お見舞いのつもりが、義兄と共に京都市中まで出て旨い蕎麦を食べてきた。話は映画や小説の話に及び、楽しい時間だったね。
人間の幸せと言うものを、考えさせられている。
まだまだ時間はあるんだ。たっぷりあるんだ。見る時間軸と集中を考えれば。のほほんと生きていてはなるまい。
姫は今日も可愛かった。
ビーフステーキはまた今度だね。


1520現在。浜名湖を過ぎる。
神様のなみだ、を読了。
僕は、竹之内響介さんは、小説の方がずっといいと感じている。今回のノンフィクションは、それなりに心打たれるものではあったが、竹之内さんの本領発揮とはいってないような気がする。
それは揺るぎない事実を大切にされてのことだろうと想像する。もう一つは、直前まで読んでいた、空飛ぶタイヤ下町ロケットに原因があるのだろうと。
心打たれることと揺すぶられること、の対比がここにあるのかな。小説は、心の振れ幅をストーリーが増幅させる。もちろん才能あってのことだが、強烈な正義感と悲哀と至福の山谷を創り出させる。
私はノンフィクションは、沢木耕太郎さんしか読んだことがないので、なんといこともできないが。
今日の義兄の言葉で、しみじみと胸に沁みた言葉があった。それは自分には書くより先に映像が生まれるんだと、言う言葉だった。多くの映画を創ってきた人だから、言える言葉だ。素晴らしい人だと実感し、長い付き合いだが深く接近できたと思う。
僕には、まだ何もない。ただ書くだけのアマチュアでしかない。人を感動させる何ものもない。けれど、いつかきっと力を備えたいと思っている。
これからも、義兄とは凝縮された時間の中で、創作の話が一杯できることを楽しみにしている。


今、富士山を過ぎた。今日の富士山は綺麗だ。車内のそこら中からカシャカシャとカメラの音がする。青空にクッキリと天頂を現す堂々とした、また神々しい姿だ。
良き日、良き人生を感じさせてくれた。感謝いたします。
これからは音楽を聴きながら、吉田修一さんの、平成猿蟹合戦図、を読むことにする。