春が来て振り返れば君の後ろ姿。

おはようございます。
空一面に暗い雲。クシャミばかりが激しく出る朝です。
本日は、出勤日ですが、休暇を取ります。


昨日は、全ての課題を通り越し、一応の終了を迎えました。それにしても慌ただしい変化の日でありました。
しかしこれから始まる課題は、来週初めから大きな変化が予想されます。
このような状況の中で、昨夜駅前の居酒屋で一人飲みをして帰りました。いつものように、黒霧2杯と焼きトン、モツ煮でしたが、体調が悪いのかはたまた気分が悪いのか、珍しくも食べ残してしまいました。
重い一つの荷物から解き放たれてスッキリすることもできず、TVから流れるAKB48特番の映像にはしゃぐ隣席の若者たちの明るい会話にも耳寄せることなく、沈んだ一人飲みでしたね。都合2300円の一丁上がりでした。


1030現在。
なんだかお腹の調子が悪いな。昨日、体調が悪い中、飲んだせいだろうか。
けれども今日は午後からでも散歩をしようと思っている。歩きながら、考え事をしてみたい、TSUTAYAでCDを探してみたい、書店で徒然に新刊を眺めてみたい。そんな気持ちだ。もちろん天気が好転すればという、軟弱さに溢れてのことだが。
今読み続けている文庫は、後半に差し掛かっている。女性ならではの微妙な心の動きが捉えられている。かつて自分にもあった、いや今の自分にもある。一つことする動作の陰で都度支配している瞬間の感情がよく描かれている。


トイレの日めくり(相田みつを)で、浄玻璃に向かうまでは秘めておきたしあのことこのこと(私の抄訳)、と見つめ合う。まさにその通りだ。閻魔様、全てはお見通しのことではございますが、どうかお許しを。


1325現在。お腹を抱いて寝てばかり。
午前中は、体調維持に努めていました。
少し落ち着いたかな。陽射しはますますなく、寒いばかりの今日の有様。体のなまりを避けるために、散歩は致したく。


1840現在。
夕方から散歩に出かけてきた。それまで曇りだった空が急に晴れ間を見せ始めた。風はまだ寒かったが、池のほとりを回り、ウグイスの声や鴨の日向ぼっこを眺めた。僅かに桜が咲き、ツクシは大きく伸びて、春がここにあるということを主張している。
ノンビリとしたゆっくりとした歩みで気分は洗われたね。
家に着くと、疲れたのかマッサージ機の上で相撲を見ながら転寝をしてしまった。近場でのいい散歩だったね。


2110現在。
桜木紫乃さんの無垢の領域を読了しました。私の心を静かに、そしてザワザワとさせる物語でした。最後の一場面だけは私には不要でした。その一場面だけで、この小説がミステリーになってしまったからです。もちろんそれなりに深い想いは残りましたが、私にはその場面がなかった方がしっとりとした落ち着きで終わらせてくれたように思います。
桜木紫乃さんの他の作品は、文庫で数冊あるようなので探して見ましょう。最初に感じたドロドロの展開は全くなくって、嫉妬する気持ちと大人の心の収め方と葛藤が非常によく表されていました。とても好きな作品でした。