シナンの教え

連れ合いは車の点検に出かけていった。点検の間、銀行の用事や昼食のサンドイッチ調達もしてくるらしい。
自分はその間、家で疲れを癒し、村上春樹さんの”走ることについて語るときに・・・”を読了。
この本と、前読了の夢枕獏さんの”シナン”および梅田望夫さんの”ウェブ時代をゆく”から力強いメッセージを受け取った。
それは、力強く生きよ。ということであり、まず仕事をせよということであろうか。
手がそれを物語っているという。
ここで言う仕事とは、もちろん”何をなすか”あるいは”何をなしたか”という自分にとっての仕事であり、自分の心が一番それをわかっていること。なにも、どれだけ働いたか、という単純な意味ではない。
こつこつと、目指すものに真剣に取り組めば、自ずと結果は得られよう。あるいは心の満足や平穏は得られようということであろうか。
もちろん、そのように行かなくて迷いが生まれたり、不信が生まれ葛藤したりするわけだが、そのときほど仕事をすべきだという示唆でもあった。
信じる自分に背を向けてはいけない。信じる自分を裏切ってはいけない。信じる自分に負けてはいけない。
全ての苦言は自分に発せよ、ということでもあろうか。
まずは、自分の仕事をしよう。力強く、自分が納得できる仕事ぶりを発揮をしよう。それだけで十分ではないか。それすらも出来ないことが多いのだから。