晴れた空 終えてしみじみ思い出す 我が青春からの 遥かな道。

8時起床。天気快晴。目覚め快調。よく寝ました。
昨夜は、というか今朝早く4時頃に目が覚めてしまい、そこからTVをつけて字幕付きの洋画をやっていたのでジックリ見てしまった。こんな時には字幕が有難い。丁度その頃、地震情報で能登半島で比較的強い地震があった。千葉では全く揺れは感じなかったが。
今日の予定は、午前中に買い物、午後から義妹一家がやって来る。甥の英会話通学のためだ。


19時半現在。
お昼前から、ちょっと時間つぶしのつもりで”晴れた空”下巻を読み始めてしまった。これがいけなかった。754頁の部厚さを今漸く読了した。下巻に入ってから、物語は大きく展開し、幸せ物語から、苦悩の物語に転じた。終戦直後から東京オリンピックまでの世相がよく分かる、懐かしい物語だった。丁度昭和20年の3月の東京大空襲で孤児となる子供たちの出会いから始まっているので、自分とは13歳ほど上の世代の人々の話だが、自分が物心ついたころの話しも登場し、一気に読んでしまった。上巻では全く明るく読めていたのが、下巻の半ばで思い切り涙がこぼれてきた部分があった。本当に泣き虫になったものだ。
この話には、下敷きがあるのだろうか。多分あるのだろうな。それがなければ、ここまでの展開は出来ないように思うのだが。
それにしても一挙に半村良さんのファンになってしまった。

とおい とおい 遥かな道を・・・♪♪。
歩いてきたんだなー。
しかし、まだまだこれから20年以上、つまり、生まれてから成人になるまでの期間と同じ年月を、元気で意味あるものとして生きていきたいものだ。
そんな活力を与えてくれる本だった。