海原を前に舳先立ち飛沫をかぶり夏の記憶

おはようございます。
本日も快晴です。
今日の予定は自宅での仕事となります。


最近の自分は、何かと言えば体調の事ばかりです。実に弱くなったと思います。言葉に出すから更に心まで弱くなっているのかもしれません。
まあ自分のブログだけは本音を出す事をお許しください。自分の日記ですから。


0947現在。
毎日数ページずつ読んでいる日本文学全集の開高健さん。ベトナム戦争に於ける従軍記者の物語だ。当時の私は大学生だったろうか。心の中も全く無縁に過ごしていた。今もなおその心は変わらない。
しかし、開高健さんの物語を読んでいると、少し心が広がってくるのが分かる。容認している訳ではないが、物語中に記者が小説を読んだり、戦時地域全体がシェスタを過ごしていたりするのを読んでいると何か気持ちが救われる。


1245現在。
NHKの番組で漫勉というものをやっていた。今回は東村アキコさんのスタジオでの密着だった。漫画に関心がある訳ではないが、その創作活動の現場については大変印象的だったな。特に下書きもなく本番原稿を描く事ができるなど、矢張り絵を描くプロとしての下地があってのこと。恩師から徹底的に鍛えられたと言っていた。そのエピソードを、かくかくしかじか、という漫画にしているという。これは是非読んでみたい。全5巻だという。
漫画家も、とにかく描く、絵描きもとにかく描く、それしかない。文章に携わる者も、とにかく書く、言葉で、理屈であーだこーだ言ってないでとにかく書くことしか未来はないんだ。もちろん作品も生まれてこない。この番組は、続き物らしいので、次週も見てみたい。自分には絵を描く力はない。サラサラと簡単に描く線は、それでいて美しく感動ものだった。これは才能というより、徹底的に鍛えられた技なんだね。


先日の鯛ノ浦での船上にて、客室の一番先に乗っていた。海風に当たるために窓を全開していると、少々波が高くて飛沫を被ってしまった。しかしそれも心地よく、大昔に西戸崎まで船で通学していた夏を思い出した。平時は穏やかな博多湾だが、台風の後などは波も高かった。好んで舳先に出て波の飛沫を浴びていた。日差しが強いので制服はすぐに乾いた。爽快な夏の思い出である。


1825現在。
夕方からTV番組2本。一つは東西冷戦時代の米ソ交渉のドキュメンタリー。もう一つは、マイケルジャクソンの振付師のドキュメンタリーで影の男というタイトルだった。振付師は、マドンナその他の振り付けもしている。振付から演出監督までをこなす有名な人らしい。今日は漫画家といい振付といい、創作に関わる才能ある人の現場を見て非常に参考になったなー。


2025現在。
昨夜から義母が我が家に戻ってきている。約一ヶ月ほど義妹の家に行っていたかな。再び賑やかな我が家となる。
90歳を過ぎた今、健忘がかなり進んでいる。


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