16.書斎化

考え事したり、まとめ事したり、会社以外でどうやってスペースを作っていますか。
私の場合は、運良くも、昔から小さな書斎を自宅に確保する事ができており、そこに入ればすぐに仕事モードに切り替える事ができます。逆に言えば、その書斎で寛いでいるということはありません。そういう意味では、趣味の部屋ではないのでしょう。
いつでも何処でも、小さな書斎を持つ方法をご紹介しましょう。


ー喫茶店
私の場合、日中もしくは移動の際、ぽっかりと時間が生まれたら、喫茶店に入ります。結構大きなお店でザワザワしている喫茶店が性に合っています。また長時間居ても余り冷たい目で見られませんしね。いつも書きかけ原稿は持ち歩いていますので、おもむろにそれを取り出し、続きを書き始めたり、推敲したりします。
私の場合は、結構うるさい場所の方が集中できるので、話し声や雑音は全く気になりません。iPadで原稿を書く事も多いですね。


ー電車の中
これは人によっては不可能な人も多いでしょう。私の場合は通勤時間が片道約2時間掛かりますので、体力の限界もありできる限り座れる電車を選びます。それが可能な環境である事に感謝しています。また、行きと帰りのルートでは座れる環境も異なるため、帰りは別ルートで帰ってきています。つまり定期は買えないわけです。
しかし、体力の温存は完璧にできる事に加えて、タップリと考え事やまとめごとができます。iPadで仕事すら可能ですし、勉強本も小説も相当読む事ができます。私はこの往復4時間で、年間100冊の本を読む事ができています。
先も書いたように、多少うるさい方が集中できるので、混雑で狭苦しかったり煩かったりは全く問題になりません。


ー駅の待合室やホームのベンチ、図書館には行きません
最近では駅の待合室には、電源が用意されているところもあり便利です。図書館など静寂な場所では私は全く仕事ができず、利用する事がありません。


ー食卓テーブル
先に述べたように我が家の書斎ではくつろぐ事ができません。仕事部屋なのです。少しくつろいで資料を読んだり気楽に原稿を書く場合などは、食卓テーブルの上で原稿やiPadを広げます。もちろん家族がTVを見ていても平気です。書斎では息がつまるときがありますが、食卓では、疲れた時にはお菓子を食べたり珈琲を飲んだり、自由にふるまえます。また深夜に及んでも食卓テーブルは広いので資料を広げられ、TVを斜めに見ながらでも仕事ができます。
私の場合は、最近でこそ夜は仕事をしませんが、前は居間で仕事をして疲れたら、マッサージ機に掛かったり、TVを見たりしながらのながら仕事をしてました。


ー鞄はアタッシェケースがよい
移動のあらゆる場面で仕事をするなら、鞄はアタッシェケースが良い。なぜなら例えばベンチや電車のシートに座って仕事をするような場合、テーブル代わりになる硬い天板が付いているのが助かる。原稿の校正なども硬い天板の上でないと赤入れが出来ない。


iPadは書斎そのものだ
こう考えてみると、iPadなどのタブレット端末はそこが書斎であるといえよう。持って歩いた先がいつでも書斎になるのだ。
そういう意味では、この端末に必要なデータ類を入れて置くのも効率が良い。
私は、このコラムをまだ書斎で書いた事がない。いつもiPadからブログに向かってダイレクトに書くか、iPadのメモ欄に時間がある都度チビチビと書いて、まとまった時点でアップするかだ。電車の中で、帰りに寄った喫茶店で、居間で、寛ぎながら書いている。