ボサノバに誘われて   作:西戸 崎(Saito Misaki)

ホテルの窓から 柔らかな朝の光が 瞼をくすぐり 目が覚める
うーん 幸せの予感が 背伸びする
彩り溢れる 果物と 珈琲の香りが 流れるボサノバで 舞っている
幸せの朝 あなたとの豊かな一日が ほら いま始まる。


点けっぱなしのテレビが ニュースを告げ 耳をくすぐり 目が覚める
うーん 静かな朝が 動き始める
テーブルの上で 真紅のバラの香りが 流れるボサノバで 舞っている
幸せの朝 あなたとの約束の一日が ほら いま動き出した。


熱いシャワーが 身体を呼び覚まし 昨日の出来事を 流し消す
うーん 鮮やかな朝が 一瞬の光となる
吐き出す紫煙が 渦となって 流れるボサノバで 舞っている
幸せの朝 あなたと新しくめぐり合う一日が ほら 輝きだした。

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